そこで、このページでは、ミキサーやフードプロセッサー、ジューサーそしてブレンダーについて解説し、ミキサーを選ぶ際に注意すべき点や選び方をご紹介していきます。最後に、今最も人気のあるミキサー10選も合わせて見ていきましょう。
ジューサーやフードプロセッサーとの違い
家電売場に行くと、ミキサーやフードプロセッサー、ジューサー、ブレンダーを一緒に並べることが多いです。野菜や果物を細かく砕くという点においては、各種類の機械は同じ物ですが、実は用途と特徴はかなり違います。ミキサーは和製英語で、アメリカではブレンター(blender)と呼ばれています。つまり、ミキサーとブレンターは同じ機械です。ちなみにイギリスではミキサーのことをリキダイザー(liquidizer)と呼んでいます。ミキサーは基本的に野菜や果物などを細かく切ってから、機械に投入し撹拌します。作られた物に水分を足すことによってジュースが出来上がります。
一方のフードプロセッサーは肉や野菜を大きなカッターで粗く撹拌するため、野菜から水分が出にくく、野菜のみじん切りや肉のミンチに使うのが最適です。ただ、粗く撹拌するということは、ジュースを作ることに不向きです。手作りジュースを飲みたい方は別途ジューサーを購入する必要があります。
ジューサーは仕組み上、ミキサーやフードプロセッサーと根本的に違います。ミキサーやフードプロセッサーは食材を切削するのに対して、ジューサーは野菜と果物に含まれる水分を絞るという仕組みになっています。そのため、ジューサーで作られるジュースは皮の苦味もなく味的に美味しいです。
それぞれの機械には特徴と得意とする機能が異なりますので、自分のほしい機能に合わせて選びましょう。ジューサーとフードプロセッサーについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事でご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめするミキサーの選び方
ミキサーを選ぶ際に幾つかのポイントを押さえておけば、自分に合ったミキサーを見つけられます。早速各ポイントを1個1個見ていきましょう。用途で選ぶ
1つのミキサーで氷を粉砕したり、お肉をミンチにしたり。このように食材やものの種類が関係なくすべき1つのミキサーで完結する方はいます。実は、ミキサーの刃によって、撹拌に最適な食材は変わります。ミキサーには「平刃カッター」と「波刃カッター」の2種類があります。平刃カッターは名前の通り、刃がまっすぐと平(たいら)状になっていて、野菜を細かく刻んだり肉をミンチにしたりすることに適しています。
一方の波刃カッターは、刃が波をうっているような形になっていて、食材を細かく刻むことに向かないですが、粉砕力や撹拌力が強く氷やナッツ類などの固いものの撹拌に向いています。様々な食材を混ぜるスムージーは波刃カッターのほうが適しています。
ちなみに、平刃カッターと波刃カッター、付属品として両方ついている商品もあります。どれも使いたいなら、このような商品を選ぶと良いでしょう。
1度に作れる量と保管しやすさで選ぶ
ミキサーにかける食材は家族の人数によって変わりますよね。2、3回に分けて撹拌することもできますが、その分手間が増え、時間もかかります。できれば1度に終わらせたいところです。そういう方は容器の大きいミキサーを選ぶと良いでしょう。スムージーの場合、コップ1杯あたり200mlが1人分として最適。家族3人分を一気に作るとしたら、容量600ml以上もあるミキサーがほしいですよね。この600mlを目安として、ミキサーを選んで良いかもしれません。
ただ、容器が大きいということは、保管する際に占拠する場所も大きいです。ミキサーは1日数回使うような使用頻度の高い家電ではありません。そのため、場所をたくさん占拠してしまうと邪魔に感じてしまいます。ですから、保管場所をあまりとれない方は、容器の小さいものを選びましょう。
食感に影響するワット数で選ぶ
ミキサーのワット数は撹拌力に直結しています。つまり、ワット数の大きいミキサーは撹拌力も強く、より滑らかなジュースとスムージーを作れます。一方、ワット数の小さいミキサーは撹拌力が弱く、果物や野菜の筋が残されます。一般的なミキサーでは180wから900wのものがあり、果物の果肉や野菜の筋の食感を楽しみたい方は、200wを目安にミキサーを選ぶと良いでしょう。ちなみに、最近では撹拌効率を選べるミキサー、つまりワット数を調節できるミキサーもありますので、両方の食感を楽しみたい方は、調節可能のタイプをチェックしてみてください。
音の静かなものを選ぶ
先程ワット数をご紹介していました。実はミキサーが稼働する際の音はワット数に大きく関連しています。ワット数が大きい物は稼働する際の音は大きく、逆にワット数の小さい物は音が小さい。もちろん、パワフルなミキサーの中に比較的静かなものあります。しかし、ミキサーの静音性を確認するのは、なかなか難しいことです。店頭で実際のミキサーを稼働させても、食材が入っていないため、本当の音を確認できません。一方ネットで購入するのも、機械を確認できないので、静音性をチェックできないです。ただ、ネットでは口コミや購入の感想はあるから、それらを参考に購入しても良いでしょう。
安全性の高いものを選ぶ
ミキサーの部品は大きく分けて、容器、カッター、台座(モーター)の3つになります。それぞれを連結して使用します。また、ミキサーはカッターを高速に回転させる機械なので、もし容器とカッターそして台座は稼働中に外れたら、大きな事故を招いてしまいます。そのため、各部品をしっかりと固定できる機能が必要です。例えば、部品を2重に固定する「2段階ロック機能」など。また、ミキサーの刃の素材にも確認しておきましょう。ミキサーで野菜などの柔らかいものだけでなく、氷などの固い物をも撹拌するため、刃の強度の低かったら、刃が欠けてしまう可能性はあります。できれば強度の強いチタンコーティングされた刃を選びましょう。
それ以外にも、誤作動防止機能などがあって、メーカーによって独自の安全機能を設計しており、購入する前に確認しておくことがおすすめです。
手入れ・洗浄しやすさで選ぶ
ミキサーを使った後に手入れや洗浄しますよね。ミキサー、主にミキサーの容器を洗うのに、物によって結構大変です。ミキサーによって、容器とカッターが一体になって分解できないものがあります。このようなタイプの容器はカッターの下にある汚れを綺麗に取り除けないため、雑菌が溜まりやすく、衛生面にも良くありません。逆に、分解・洗浄すべきパーツがあまりにも多いと、毎回の手入れと洗い物がストレスなります。そのため、ミキサーを選ぶ際に最低限の分解で清潔を保てるものがおすすめです。
ミキサーの人気10選
平刃カッタータイプのミキサー
siroca ミル付きミキサー SJM-180G
容器サイズ | 800ml |
カッター素材 | チタン |
カッター種類 | 平刃カッター |
ワット数 | 250w |
カッターの取り外し | 可能 |
安全機能 | シングルロック |
付属品 | ミル |
波刃カッタータイプのミキサー
ZUYO ミキサーB1S
容器サイズ | 1200ml |
カッター素材 | ステンレス |
カッター種類 | 波刃カッター |
ワット数 | 300w |
カッターの取り外し | 可能 |
安全機能 | 2段階ロック・滑り止め |
付属品 | なし |
ティファール ミキサー BL1301JP
容器サイズ | 600ml |
カッター素材 | ステンレス |
カッター種類 | 波刃カッター |
ワット数 | 300w |
カッターの取り外し | 可能 |
安全機能 | 2段階ロック |
付属品 | なし |
2種類のカッターを持つミキサー
パーソナルブレンダー JESEスムージーブレンダー 電気真空アセンブリ付き 5秒間高速ブレンディング
容器サイズ | 600ml |
カッター素材 | ステンレス |
カッター種類 | 波刃カッター、平刃カッター |
ワット数 | 300w |
カッターの取り外し | 可能 |
安全機能 | シングルロック、アンチスリップ、ハンズフリー設計 |
付属品 | 真空シール付きボトル、ミル、電気真空アセンブリ |
おしゃれなミキサー
Oster【公式】ボールジャーブレンダーミキサーブラック
容器サイズ | 600ml |
カッター素材 | ステンレス |
カッター種類 | 波刃カッター |
ワット数 | 250w |
カッターの取り外し | 可能 |
安全機能 | シングルロック、プッシュ稼働 |
付属品 | ストロー、ドリンクキャップ、保存用キャップ |