しかし、食べ終わって片付けをする段階になると「こんなに油を使ったんだ…」と鍋に残った茶色い油を見てげんなりすることも。
そんな問題を解決してくれるのが、オイルポット!
使い終わった油をポットの中に入れることで、油の汚れや臭いを除去して再び料理に使えるように綺麗な油にしてくれるこのアイテムは、経済的にも助かる上に環境にも優しいですよね。
今回は、そんなオイルポットについて紹介し、おすすめの商品について紹介していきます。
オイルポットのフィルターの種類と選び方
まず、オイルポットのフィルターの種類とそれぞれの特徴について説明します。◎網式のフィルター
アミ式のフィルターは、目が細かいほど細かな油かすや汚れをとってくれるフィルターで比較的安価なのが特徴です。
また、メリットとしては金属製のアミは何度も使用できるので、オイルポットと一緒に定期的に洗えば清潔に長く使うことが出来ます。
一方で、アミ式のフィルターでは目に見えないレベルの汚れまでは取り除くことができないため、油の臭いなどは取れずに残ってしまうことが多いです。
◎紙のフィルター
紙のフィルターも、アミ式と同じく目が細かいほど小さな汚れもとってくれます。
フィルターの取替は必要ですが、比較的安価で手に入れることができるのも魅力です。
フィルターを定期的に取り替えなければならないという手間はかかりますが、アミ式のフィルターよりも細かい汚れをキャッチしてくれます。
◎パウダータイプのフィルター
パウダータイプのフィルターは、最も細かい粒子レベルの汚れをこし取ってくれます。
脱臭効果のある活性炭を使用したものなどがあり、油の汚れだけでなく臭いまで綺麗に除去してくれます。
カートリッジ式で少々高価なのが難点なので、取替えの頻度などもチェックしておきましょう。
前提として、油の中に残っている汚れや臭いはなるべくすべて取り除きたいですよね。その場合、当たり前ですがフィルターの目が細かいほうが多くの汚れをキャッチしてくれます。
上記の3タイプのフィルターのどれか2つ(あるいは3つ)を重ねて使うオイルポットなどもありますし、アミ式のオイルポットに市販の紙のフィルターを挟んで使用することもできるので、あくまで参考の一つにしてくださいね。
*オイルポット選びのチェックポイント
・蓋がしっかり閉まるか
油を保管するポットなので、中にある油がなるべく外の空気に触れないよう密閉性が高いものを選びましょう。酸化した油は身体にもよくありませんので、使った後はしっかり蓋をしめ、蓋の密閉性に不安がある場合はラップなど家にあるもので密閉性を高めましょう。
・冷蔵庫など家の冷暗所に入るサイズか
オイルポットは冷暗所で保管するのがベターです。冷蔵庫で保管する人が多いようなので、家の冷蔵庫のスペースをチェックしてどの程度のサイズのものがちょうどよさそうか考えておきましょう。
・注ぎ口から油がたれにくい構造か
油をもう一度フライパンや鍋に注ぐ時、油がうっかりオイルポットの外側に垂れてしまうと残念な気持ちになりますよね。そうならないためにも、予め油だれを防ぐような構造のオイルポットを選んだり、外に垂れてもすぐに拭き取れるような材質のオイルポットを選びましょう。
日本で買えるおすすめのオイルポット8選
1.m.design オイルポット mini MAD-20
さびにくいステンレス製のアミ式フィルターがついたオイルポットです。
0.8Lという小型で、小さめの冷蔵庫にも入れやすいのがうれしいですね。
ハンドル部分が耐熱になっているので、少し熱い油をオイルポットに入れても安心して移動させることができます。
とにかく安価で手に入るオイルポットなので、そこまで揚げ物をする機会もないけれど節約のために使ってみたいという一人暮らしの方などにおすすめです。
2.貝印 オイルポット セレクト DZ0709
テフロン加工が施された、アミ式フィルターのオイルポットです。
テフロン加工により汚れがこびりつかないので掃除が簡単で、長く綺麗に使うことができますね。
注ぎ口が二重になっているので油を注いだ後の液だれも防止してくれます。
フィルターのアミ部分と本体、蓋などを簡単に分けることが出来るので、お手入れも楽ちんです。
容量は1.2Lで本体の高さは15cmほどです。1~2人暮らしで時々揚げ物を楽しんでいる方におすすめです。
3.二重アミ式 オイルポット+トレー
ステンレス製で、アミ式の二重になったフィルターがしっかり汚れをキャッチしてくれるオイルポットです。
普通の注ぎ口なので油の液だれが発生するかもしれませんが、付属のトレーの上に置けばしっかりオイルを受け止めてくれるのでキッチンカウンターが汚れるのを防いでくれます。
ステンレスの清潔感に魅力を感じる人は、この商品をとりあえず試してみるのはいかがでしょうか。
4.ダスキン 天ぷら油ろ過器 油っくりんナイス
パルプとレーヨン、粉状活性炭でできたフィルターが備わっているオイルポットです。
ダスキン独自の技術を駆使したフィルターで、油の目に見えない汚れまでしっかり取り除いてくれます。
また、注ぎ口から流れた油を溝でキャッチして内側に戻す独自の構造で、ポット外側の嫌な汚れを防ぎます。
0.6Lとやや小さめですが、油の濾過機能にこだわりたい人にはおすすめです。
5.ホーロー 活性炭油ろ過ポット HO-KRP
高性能な炭のろ過フィルターがついているオイルポットです。
0.58Lと容量はやや小さめですが、油の目に見える汚れだけでなく使った後の油に染み付いた臭いまで綺麗にしてくれます。
ホーロー製で見た目も可愛らしくおしゃれなデザインなので、キッチンをおしゃれに飾りたい方におすすめのオイルポットです。
6.Panasonic 天ぷら油クリーナーレッツフライ TK-CT10-K
まずペーパーフィルターで油かすなどの大きな汚れを取り、その後活性炭内蔵フィルターで揚げ油の色や臭いまでキャッチして取り除いてくれる高性能オイルポットです。
エコカートリッジを交換するだけで何度も使えるので経済的ですね。
注ぎ口も油だれしづらい「リターン注ぎ口」なので、ポットの外側も綺麗に保つことができます。
ろ過の容量は0.6Lですが、なんと10回も同じ油を使えるとのことなので、このオイルポットがあれば油を買い換える頻度がぐっと減りそうですね。
7.ツインバード オイルポット シルバー EP-D696S
アミ、フィルター、活性炭入りフィルターの3層構造でしっかり油の汚れを取ることができるオイルポットです。
最初のフィルターであるアミ部分のオイルポット上部は高さの幅に余裕を持って作られているので、油を一気に流し入れても大丈夫なのがうれしいですね。
シンプルなステンレス製で、どんなキッチンの雰囲気にもぴったりあいそうです。
8.オークス ウチクック ロカポット UCS1BK
紙のフィルターと活性白土のろ過パウダーの二段構えで油をろ過してくれるオイルポットです。
ろ過パウダーの働きにより、油の微細な汚れや臭いもしっかり吸着してくれます。
もちろん、油が外側にたれにくい二重の注ぎ口です。ポット周りも清潔に保つことができます。
パウダーとフィルター単体でも販売されているので、フィルターの交換も簡単にできるのがうれしいですね。
海外で買えるおすすめオイルポット2選
9.Cook N Home 1.5 Quart Stainless Steel Oil Storage Can Strainer, 6 Cup
アミ式のフィルターがついているステンレス製のオイルポットです。
ポットの高さは約15cmほどで、小さめの冷蔵庫にもすっぽり収まってくれそうですね。
油をたっぷり使ってベーコンや肉を焼くのが大好きなアメリカの人々も、油を使いまわしてエコにやりくりしているようです。
10.Aulett Home Cooking Oil And Bacon Grease Container With Strainer – 1.25 Quart Or 5 Cups – Best For Storing Grease To Add Flavor Later – Stainless Steel Grease Filter, Separator And Keeper
ステンレス製かつアミ式の、非常にコンパクトなオイルポットです。
中に油がたっぷり入っていても、ハンドル部分が持ちやすいのでしっかり安定感を持ってポットを運ぶことができます。
ステンレスの光沢が美しく、お手入れも簡単なので長く綺麗に使えるオイルポットと言えるでしょう。
まとめ
初めての方でも使いやすそうな、小さめオイルポットを集めてみましたがいかがでしょうか?揚げ物をあまりしない方でも、オイルポットがあると使い終わった後の油の処理も楽なのでおすすめです。
自分のライフスタイルに合わせて、使い勝手のいいオイルポットを選びましょう!