しかし、まだ1シーズンしか着ていないのにニットの表面には毛玉がごろごろ…。「もう着られない」と思って泣く泣く捨ててしまっているのではないでしょうか。
実は、毛玉発生のしくみを理解して日々のお手入れを怠らなければニットの状態は保てるのです!
毛玉を取るのに役立つ「毛玉取り」を使えば、あなたの冬服は来年もピカピカかもしれませんよ。
今回は、毛玉取りの方法とおすすめの商品についてまとめてみました。
毛玉の発生原因と毛玉取りの注意点
毛玉とは、衣服の表面が擦れることで繊維や糸の先端がもつれてダマになってしまったもののことです。そのため、コートなどの上着と擦れる部分や、ワキの下の部分などに毛玉ができやすいのです。
よく、「毛玉ができたらとりあえずむしる」という人がいますが、手でむしるのはNGです!
繊維を無理に引っ張ってしまうと、表面上は綺麗になったように見えますが、服の繊維がさらに引き出されてしまい、新たな毛玉を生み出す原因を作ってしまうのです。
そうならないためにも、専用の毛玉取りを使うことをおすすめします。
◎毛玉取り機の種類-電動と手動のメリット・デメリット
・電動タイプの毛玉取り
電動タイプは、何と言ってもそのパワフルさとお手軽さが魅力です。刃が自動で回転してくれるのでほとんど力を入れることなく毛玉が取れていくのは快感です。
また、刃がしっかりしているので、ソファやカーテンなどの分厚いものや極太繊維の毛玉もとることができ、家中のお手入れができるのは嬉しいですね。
コンセントにつないで使うものと充電式のものがありますが、家のどこで使用したいかで選ぶと良いでしょう。
デメリットとしては、繊細な洋服の手入れをするには微調整が難しく、慣れていないうちは洋服の繊維を傷めてしまう恐れがあります。
・手動タイプの毛玉取り
手動タイプは、自分の手で洋服を触りながらお手入れができるので綺麗に仕上がったときの達成感があります。ブラシタイプが主流ですが、カミソリ型のものや軽石を利用したものなどがあります。
ブラシタイプの場合、猪や馬、豚など様々な動物の天然の毛を使用したものがほとんどです。そのため、高級な衣服のお手入れには最適と言えるでしょう。
デメリットとしては、単純に手間がかかるという点と、楽しくなってついブラッシングしすぎることによって、衣服がだんだん薄くなってしまう恐れがある点が挙げられます。
双方にメリットとデメリットがあるので、どちらが自分に向いているかよく考えて選びましょう。
また、どちらにも共通する注意点としてはとにかく「優しく」「丁寧に」「毛流れに沿って」手入れをすることです。
毛玉がひどくなる前に日頃から手入れをしておけば、きれいな状態を保つことができますよ。
それでは、いよいよおすすめの毛玉取りについて紹介していきます。
国内で人気のおすすめ毛玉取り8選
1.テスコム 毛玉取り器 グレー KD778-H
コスパが高いと話題のテスコムの電動タイプの毛玉取りです。
コンセントにつなぐコードも2mと十分な長さがあるので、家の中で使うのにぴったりです。
大型カッターなのでニットやコートなどの毛玉もポロポロとれます。
また、毛足を残す長さを3段階調整できるので最近流行りのシャギーニットなど毛足の長いものでも安心して使うことができますね。
海外でも使える自動電圧切替なので、海外旅行の時にも便利です。
2.iSiLER 毛玉取り器 とるとる 充電式
持ち手が90度回転するので、毛玉を刈り取りやすい電動の毛玉取りです。
USB充電式なので、コードのことを気にせず家の中のどこでも使うことができます。また、一度充電してしまえば45分間連続で使用可能です。
3枚刃カッター式なので、洋服以外にも絨毯やカーテンなどの太めの繊維の家具もお手入れすることが可能です。
3.泉精器製作所 毛玉取り器 とるとる
コンセントにつないでパワフルに使うもよし、充電して家の隅々に持っていくのもよしの2Wayタイプの毛玉取りです。
「ふわふわガード」で毛足の長さを調節でき、nomalモードとcareモードを切り替えることで繊細な繊維のお洋服も傷つけずに毛玉だけを取ってくれます。
careモードであれば、洋服を着たままでも毛玉が取れるというのだから驚きですね。
4.balleenshiny 毛玉取り器
6枚の大型ステンレス製カッターが強力回転し、素早く安全に毛玉を刈り取ってくれる毛玉取りです。
コードにつないでも充電しても使える2wayタイプで、電池残量を電源ボタン部分のライトの色で確認できるのも便利ですね。
モーターの動作音も控えめなので、静かに作業することができます。
5.コジット クリーニング屋さんの毛玉とりブラシ
猪の毛を使用した毛玉取り用のブラシです。
猪の毛は繊維を傷めにくいとされているので、洋服の毛玉取りとしては最適です。
また、ブラシの真ん中に穴が空いているようなデザインなので、毛玉の取れ具合を確認しながらブラッシングすることができます。
6.洋服ブラシ 天然馬毛 静電気除去
こちらは柔らかい上質な馬の毛を使用したブラシです。
こちらの商品は、日常的にブラッシングをすることで静電気や花粉などを洋服から除去してくれ、毛玉の発生を防止してくれます。
馬の毛は柔らかいので小さなホコリや毛くずも繊維を傷めることなくからめとってくれますよ。
上質な素材のコートやニットの手入れをしたい人におすすめです。
7.KENT ケント 洋服ブラシ カシミヤ&ウール用 豚毛 CC5 英国製
豚の毛を使用した最高級の毛玉取りブラシです。
カシミヤのニットやウールのコートなどの表面にさっとブラシがけをすると、小さな毛玉を取り除きつつ毛流れを整えてくれるので、お気に入りの洋服を新品と同じようにきれいな状態で保管したいという方におすすめです。
ハンディサイズで使いやすく、ちょっとした旅行にも便利なブラシです。
8.毛玉取りブラシ&仕上げブラシ
毛玉取り用の猪の毛のブラシと仕上げ用の馬毛のブラシのセットです。
自分の手で洋服がきれいになっていく過程を楽しみたい人には嬉しい「お手入れセット」なので、ギフトにもおすすめです。
ブラシに付いた毛玉は、専用の毛玉クリーナーで簡単に落とすことができるので日常使いもしやすい商品です。
海外で人気のおすすめ毛玉取り2選
9.Gleener Ultimate Fuzz Remover Fabric Shaver & Lint Remover
素早く優しく洋服の毛玉を取り除いてくれる毛玉取り器です。
洋服の素材に合わせて3種類の刃を選ぶことができるカミソリ部分と、その反対側のブラシ部分を併用することでニットの毛玉をとりつつ毛足を整えることができます。
グリップ部分は人間工学に基づいてデザインされていて、絶妙な力加減の調整をしながらお手入れをすることができます。
また、カミソリの刃を付け替えることで、洋服だけでなく、ソファやカーペットなどにも使用することができます。
10.Dritz Sweater Stone Clothing Care
天然の軽石でできたセーターストーンは、アメリカでは定番の毛玉取りです。
衣服の上から優しく撫でるだけで毛玉がとれるということで、最近日本でも注目されてきています。
ニット生地以外にも、お手入れが難しいスエード素材にも使える万能選手です。
また、とても軽いので旅行などの時にさっと洋服を整えるのにもぴったりです。
まとめ
今回は、電動の毛玉取りと手動の毛玉取りの両方に注目しておすすめの商品をピックアップしてみました。電動と手動、それぞれに魅力があるのでどちらか一方しか使ったことがなかった人も、これを機にお試しで使ってみるのはいかがでしょうか?
冬服は夏服と比べて高価なことが多いですよね。せっかく買ったお気に入りの一着を長く使うためにも、正しいやり方で毛玉を取っていきましょう。