また、目的に合わせて音質を重視するのか、連続録音時間を重視するのかによって選ぶ製品性能は大きく異なってきます。さらに機能によって高いもの安いものあるので、最低限自分の目的にあった機能を知っていることが大切。
そこで今回は、ボイスレコーダーの失敗しない選び方と基本知識から利用目的に合わせたおすすめの製品を厳選して紹介していきます。
これをちゃんと読んで頂ければ、「失敗した!」と後悔しないボイスレコーダーが選べるはず。さっそく、失敗しないボイスレコーダーの選び方から学んでいきましょう。
失敗しないボイスレコーダーの選び方と基本知識
先程もお伝えしましたが、目的によって必要な機能は異なってきます。中でも購入前に考えて頂きたいのは以下の3つです。・音質の良さ
自分のボイスメモ用としてのボイスレコーダーが欲しければ、この時代はスマホで調べれば無料で便利なアプリがあります。しかし、会議やインタビューなどでは、音質が悪く内容が聞き取りできなければ、事によっては大きな問題になってしまいますよね。そこで知って頂きたいのがこちらの種類です。ICレコーダー モノラル
モノラルとは1つのマイク、スピーカーで録音、再生する方法です。ステレオに比べると立体的に音を捉えられず、平面的な音の広がりに感じられるかもしれません。安価な製品も多いので、1対1での会話、ボイスメモなど用にボイスレコーダーをお探しの方にはおすすめです。ICレコーダー ステレオ
モノラルとは違い2つ以上のマイク、スピーカーで録音、再生をすることができます。2つ以上の音源があることで、立体感や臨場感を感じることができます。会議などで音声を録音する時におすすめです。話している人の座席の位置や、話し方の特徴も聞き取りやすいので、あとで聞き返して議事録を取る際にも使いやすいです。リニアPCMレコーダー
ライブや演奏などを録音したい時にはリニアPCMレコーダーがおすすめです。ボイスレコーダーには、大きく分けて「ICレコーダー」と「リニアPCMレコーダー」があって、従来のICレコーダーは沢山録音できるようにデータを圧縮したり、人間には聞こえにくい音声のデータを減らしたりしています。しかし、リニアPCMはこうした圧縮をしないので、臨場感そのまま取り込んだ音声を録音することができます。そのため、高音質で取りたい方にはおすすめです。リニアPCMレコーダーは、2万前後と高額なものもあるので自分の目的、予算にあったものを選んでください。
・目的に合わせた電源方式を選ぶ
ボイスレコーダーには大きくわけて、乾電池式のものと充電バッテリー式のものがあります。インタビューや取材での目的で使う場合は、なかなか充電する時間が取れませんよね。かといって、電池式では膨大な電池を使うことになってしまいます。最近では、電池も充電も対応している機種も増えているので購入前には必ずチェックしましょう。
・多種多様な機能性
ボイスレコーダーで限らず、最近の家電製品は細かいニーズにも答えられるような機能が多くあります。購入してから後悔しないようにいくつか優れた機能を紹介していきます。再生速度調節
英会話や講義を録音する時には備えておきたい機能。ゆっくり再生することで聞き取りにくい部分が鮮明になり、早くすれば聞き取りの練習になります。シャドーイング再生
音声と音声の間に無音区間を作り出し、発音する、考えるといった時間を持てる機能があります。ノイズキャンセル機能
雑音を押さえる擦れ音を消してくれる機能が備わっているボイスレコーダーも多く開発されています。相手から隠すなどポケットに入れて使う場合にはおすすめです。USB接続タイプ
パソコンにそのままUSB接続して、データを簡単に取り込むことができます。音声形式に注意して製品を選ぶとより使いやすいものを購入することができるでしょう。ここまでの基本知識を駆使して頂ければ、購入して後悔しない大満足の製品を購入することができるはずです。ここからは利用目的に合わせたおすすめのボイスレコーダーをそれぞれ厳選して紹介していきます。
パワハラの証拠を押さえるICレコーダー
パワハラの証拠を押さえるのに必要な機能性は、長時間録音できることです。また、コンパクトでなるべく目立たないものがおすすめです。黒だとさらに目立ちにくいでしょう。オリンパス VN-722PC
高性能な低ノイズマイクで、全方向の音をしっかりと集音でき、雑音を抑えクリアな録音をすることができます。シンプルモードもあるので切迫した状況でもスムーズに録音操作ができます。
パナソニック RR-XP007-K
ノイズキャンセル機能、ステレオを強調できる集音切り替えもできるので、持ち運びも性能も充実したICレコーダーです。
連続録音時間 | MP3形式:40時間 |
容量 | MP3形式:約66時間30分 |
電源方式 | アルカリ電池、充電 |
機能性 | ノイズキャンセル機能、ステレオ強調機能 |
浮気、離婚調査におすすめのボイスレコーダー
最近発売されているボイスレコーダーは、本体メモリーやSDカードの容量が多く、だいたいが100時間を超えています。そのため、問題になってくるのが電源の継続時間です。一般的なものであれば、20時間ぐらい録音できますが前日から室内や車に仕込んで置くことを考えると30時間くらい録音できるものがおすすめです。車内の録音の場合には、エンジン音や振動があるのでマイク性能に注意が必要になります。それぞれの場所に合わせた製品を紹介していきます。
オリンパス V-863
「ボイスチェイサー」も備わっているので、「声が小さすぎる」、「音が割れて聞き取りにくい」といったことも防ぐことができ、証拠はバッチリです。録音時間も41時間と申し分ありません。
連続録音時間 | MP3形式:41時間 |
容量 | 約65時間 |
電源方式 | アルカリ電池、充電 |
機能性 | シャドーイング、ボイスチェイサー |
ソニー ICD-PX470F
連続録音時間 | MP3形式:約57時間 |
容量 | 約59時間30分 |
電源方式 | アルカリ電池、充電 |
機能性 | シーンセレクト機能、クリアボイス機能 |
アドバンス IC-007
連続録音時間 | 約70時間 |
容量 | 約192時間 |
電源方式 | 充電式 |
機能性 | 音声検知機能 |
会議にビジネスにおすすめ
会議やプレゼンレーションなどを録音する際には、だれがしゃべっているかわかるようにしっかりと音声を残せるものがおすすめです。あとで議事録を取る際に音声が悪く、誰がいった発言なのかがわからなくなっては大変です。ここでは音質にこだわってボイスレコーダーを紹介していきます。ソニー ICD-UX560F
会議やプレゼンの音声を綺麗に残すことができ、充電し忘れてしまった際にも、3分の充電で1時間使える急速充電も対応しているので安心です。色もレッド、ピンクを含めた4色から選ぶことができるので女性にもおすすめです。
連続録音時間 | MP3形式:約27時間 |
容量 | 約59時間35分 |
電源方式 | 充電式 |
機能性 | フォーカス録音機能、Sマイク・システム、急速充電、書き起こし用再生 |