字をさらさらとタブレット上に書き込んだり、旅先でふと思い浮かんだアイディアを書きとめたり。
持ち運びにも便利なタッチペンは、現代人の必須アイテムになるかもしれません。
そんな可能性に満ち溢れたタッチペンについて、その種類と選び方やおすすめの商品について紹介します。
タッチペンの種類と選び方
まずは、タッチペンのペン先の種類に注目してみましょう。それぞれに特徴がありますが製品ごとの差異も大きいので、ひとまず一般的な評価の概要をお伝えします。
・先端が丸いタイプ/文字を書く、ゲームをするなど何にでも使える。安い。先端がシリコンゴムだと劣化しやすい。
・先端が細いタイプ/細い字を書くことができる。小さな画面(iPhoneなど)でも使いやすい。素材によっては液晶が傷つきやすいので保護が必要。
・透明なディスクに覆われたタイプ/線のズレが比較的少ない。線が安定する。使い慣れるまで時間がかかる。画面に対してペンを垂直に立てて使う。
・筆タイプ/イラスト向き。滑りが良い。感度の良し悪しが製品によって分かれる。使い慣れるまで時間がかかる。
市販のタッチペンの先に注目すると、大抵はこの4タイプに集約されると思います。
では次に、使用用途ごとにどのようなタッチペンを選ぶのがおすすめか見てみましょう。
◎メモ作成などの字書きメインの人
滑りがいいペン先が丸いor細めのペン型タイプがおすすめです。また、細かい字を書きたい人は極細タイプのタッチペンを選ぶとペン先が見えやすく字も潰れないのでいいと思います。
◎操作性が高いゲームに使いたい人
タッチの精密性が重視され、かつスピードも求められるツムツムなどのスマホアプリゲームが人気ですよね。
ゲーム用のタッチペンにするなら、感度が高くタッチと操作の間のタイムラグが少ないという評価があるものを選びましう。また、ペン先は細めかつ耐久性の高いものを選ぶのがおすすめです。
◎イラストを描くのに使いたい人
下絵時点からタブレット上で描きたい人は、値段は張りますが筆圧感知機能があるものを選ぶのがおすすめです。ペンの握り心地も大事にしたい人は、直線タイプやグリップつきで重心が低めのタッチペンなどもあるのでチェックしてみましょう。
塗りだけで使用する人は、ショートカット機能などペンに付属する機能で選ぶのもおすすめです。
※筆圧感知タイプ/筆圧によって線の太さを変えられるタイプのタッチペン。プロに人気だが高価格なことが多い。
最後に、タッチペン全般を選ぶ時に気をつけておきたいポイントについてまとめました。
・ペン先の素材はシリコンゴム(安価だが壊れやすい)か、導電性繊維(比較的高価だが丈夫で心地滑らか)か
・ペン先が交換可能か、メーカーから正規品を購入できるか
・自分の持っているタブレットやPC、スマートフォンに対応しているか
上の2つは好みで決めてもいいとは思うのですが、最後のポイントはしっかり押さえておきましょう。商品ページやサイトに記載されていない時は、メーカーに問い合わせたり過去に購入した人の口コミをチェックしてみましょう。
それではいよいよ、おすすめのタッチペンについて紹介していきます。
メモ用におすすめのタッチペン2選
1.TBOYA 極細タッチペン
iOSとAndroidどちらにも対応しており、ペン先の細さは1.45mmという極細タッチペンです。
ペン先は高感度の導電繊維でできているので感度が高くなめらかなかき心地で、文字を書くのにも絵を描くのにも困りません。
内部にあるUSB充電式で一度フル充電してしまえば約10時間ほど使用できるのも嬉しいポイントです。
電池を搭載していないので軽量で、外出先に持っていくのにおすすめのタッチペンと言えるでしょう。
2.MEKO タッチペン 2本&ペン先6個(ブラック/ブルー)
ペン先を付け替えることで線の太さを変えることができるタッチペンです。
iPad、iPhone、SamsungやAndroidなど国内で使われているほとんどの機体で使用できます。
片方のペン先には透明なディスクが付いているので、書きたい位置に線を書くことができます。
替え芯のセットまでついてくるので、たくさん使用してペン先が摩耗してしまうことを心配する必要もありません。
ゲーム用におすすめのタッチペン2選
3.Coziwo 極細 2in1 スタイラスペン
先が丸い導電繊維製のペン先(直径7mm)と、透明なディスクに覆われた細いペン先(2mm)を付け替えることが出来る2in1のタッチペンです。
クリップ付きなので、ジャケットの胸ポケットなどにサッと差し込めて持ち歩きも楽です。
耐久性が高い上に純正の付け替え用のペン先も販売されているので、ツムツム、パズドラ、モンストなどのタッチして遊ぶゲームなどでもっと精密な操作をしたいという人におすすめです。
また、iPhoneの小さな画面を指でタップして操作するのが億劫だと感じている人へのプレゼントにもおすすめです。
4.Zspeed スタイラスペン
極細1.45mmのタッチペンです。互換性も抜群で、国内で使われているほとんどの機種に対応しています。
極細のペン先の反対側にも太めの導電繊維の丸いペン先があり、ゲームや文字記入などの細かい操作と日常の操作との使い分けが可能です。
USB充電式なので、外で使っていても充電ケーブルさえ持っていれば安心です。
イラスト用におすすめのタッチペン4選
5.Surface Ciscleスタイラスペン
最大4096段階の筆圧感度を持つタッチペンです。
Windows Ink向けの商品なので、Surface ProやSurface bookなどと簡単に同期して使うことができます。
紙のように自然にタブレット上に書き込むことができ、タイムラグもほとんどありません。
サイドに2つあるショートカットボタンによく使う機能を割り当てることができるので、絵描きさんがスムーズに作業するのにうってつけのタッチペンと言えるでしょう。
また、ソフト・ハードという2タイプのペン先があるので、イラストの雰囲気に合わせて使い分けたり、自分の好みに合わせて使うことができます。
高い筆圧感度をもつイラストレーター向けのタッチペンとしては比較的安価で手に入れることができるので、Windows系のタブレットやPC(VAIO,DELLなど)を使っている方におすすめです。
6.Apple iPad Pro Appleペンシル/MK0C2J/A
iPadを使用する絵描きさんたちから絶賛されている超高性能タッチペンです。
※「iPad Pro専用」、すなわち特定の機体における使用を限定しているので他のタブレットを利用したい人は読み飛ばしてくださって構いません。
お値段はあまり可愛くありませんが、それに見合うだけの機能が搭載されているので、よりストレスフリーな環境で絵を描きたいという方にはおすすめです。
その特長は、ペン先を画面に置いてその線が反映されるまでのタイムラグの少なさと、絶妙な筆圧を感知して描画に反映してくれる高いペン先の感度です。
特に、線画からタブレット上で描きたいと思っている人には紙の上で書くのと同じかそれ以上に「思った通り」の線を描くことができるおすすめのタッチペンです。
7. Kecow タッチペン
iOS,Windows,Androidに対応した極細1.45mmのタッチペンです。
ペンを入れる専用のケースがあり、軽量なので持ち運びに適したタッチペンと言えるでしょう。USB充電式で、一度充電すれば8~10時間使用することができます。
極細タイプなので細かい線が描きやすく、ボタンが1種類でショートカット操作もシンプルなので、タブレットで絵を描きはじめたばかりの方にもおすすめです。
8.Aidina タッチペン
銅製でファイバーチップを搭載した極細のペン先でなめらかな描画が可能、かつ画面を傷つけないタッチペンです。
細いペン先の反対側には太めのタッチペンが装備されているので、途中で線の雰囲気を変えることも可能です。
ペン本体にUSBコネクタがあるので、充電ケーブルさえあればすぐに充電することができます。
また、静電気容量式のタブレットで使用することが前提となりますが、太い方のペン先は充電が切れてしまってもタッチペンとして使用することが出来るので安心です。
海外で人気のタッチペン2選
9.Teviwin 2 in 1 Slim Capacitive Stylus & Ballpoint Pen for Universal Touch Screens Devices, iPhone 6 Plus, iPad, Tablets, Samsung Galaxy
普通のボールペンのように見えますが、キャップ部分がゴムになっているのでタッチペンとしても使える商品です。
シリコンゴム製なので充電も特に必要なく、手軽に使えるタッチペンとして海外で人気です。
カラフルで自分の好きな色を選ぶことが出来るのも嬉しいですね。
絵を描くなどの繊細な作業をする方には物足りないと思いますが、簡単な操作やメモ程度なら十分にこなせるタッチペンです。かなり安価なのもおすすめポイントの一つです。
10.Wacom INTUOS4/CINTIQ21 Grip Pen
エルゴノミクス(人間工学)にもとづいて、握りやすく滑りやすいラバークリップを使用したタッチペンです。
重心は低めで、しっかりした安定感のあるかき心地が好きな方におすすめです。
タブレットで有名なワコムが開発しただけあって、ペンを握ったままダブルクリックや右クリック機能を使用することができるなど機能も充実しています。
日本国内の企業なので、替芯や製品の不具合へのサポートも万全なのが嬉しいところです。
まとめ
以上、タブレットやスマートフォンでも使えるおすすめのタッチペンについて紹介してみました。筆者は学生時代に、卒業論文を書くための資料としてPDFファイルなどを大量に保存していました。それに書き込みをするために紙に出力する作業が辛かったのは記憶に新しいです。
タブレットとタッチペンを併用することが当たり前になった(かもしれない)現代の学生さんは、わざわざ印刷しなくてもPDF上で書き込みをすることができるので、便利かつ環境にも優しい執筆作業が可能になりますね。
タッチペンが簡単かつ安価で手に入る現代ですから、気になった方は一度使ってみることをおすすめします!